素敵な胡蝶蘭
頂いて嬉しいプレゼント
今年も、素敵な胡蝶蘭を頂戴しました。ありがとうございます!
お花屋さんの店先でもひときわ目を引く胡蝶蘭は、やはり頂くととてもうれしいです!
縦に連なる大きな胡蝶蘭のたたずまいは、まるで白いお着物を着て背筋を伸ばした大人の女性のような、凛とした気品にあふれています。そこにあるだけでとても豪華な雰囲気になるので、贈り物として喜ばれる定番のお花になっていますよね☆
とくに日本では、選挙やビジネスの場で重宝されているイメージが強いです。でも、なぜ胡蝶蘭がそれほど縁起がいいとされているのか今回調べてみました。
〈幸福が飛んでくる〉
胡蝶蘭は色ごとにそれぞれ花言葉がありますが、すべてに共通の花言葉は「幸福が飛んでくる」です。
胡蝶蘭の花弁の形がなんとなく羽に似ているので、蝶のようにひらひらと幸せが舞い込んでくることを連想させているのかもしれません。このことから、開業祝いなどの新しいスタートや、結婚など人生の節目のお祝いに特に喜ばれるギフトとして人々のあいだに浸透していったようです。
ちなみに、胡蝶蘭の学名である〈ファレノプシス〉は「蛾に似ている」という意味です。日本では、それだとちょっといいイメージがないので、蝶に変えたのかもしれませんね笑
蘭は〈繁栄〉のシンボル
古代ギリシャの時代から、蘭は子孫繁栄と結び付けられていました。そのため、当時の若い女性はランを実際に食べたりなどしていたようです。
このことが現代まで受け継がれ、蘭は繁栄のシンボルとなりました。そんなイメージも、縁起の良い贈り物として人気の理由なのかもしれませんね♪あなたもぜひ、繁栄が訪れてほしい大切な人に胡蝶蘭をプレゼントしてみてくださいね。
ランは女性に人気が高く、強い香りもないですから、出産祝いや安産祈願にもふさわしいのではないでしょうか。
蘭は〈安定〉をもたらす
胡蝶蘭は植物のなかでも比較的丈夫で、最低限生育環境を用意すれば、枯れることなく安定して長い間見る人を楽しませてくれます。
お花も一度咲けば1か月から2ヶ月ほど持ちますし、枯れた後すこしお手入れをすればまた咲いてくれます。そんな植物としての特徴から、安定した愛情・安定した経営などの縁起の良いイメージが与えられました。
胡蝶蘭は室内でもわりと育てやすいので、貰った人にも負担が少なく、そんなところも人気の秘密なのかもしれませんね。
〈上品〉 〈高貴〉
蘭が世界に知られ始めた当時、暖かい地域にしか生息しない貴重なお花だったことから、その美しい見た目と香りもあいまって上品なイメージ・高級なイメージが浸透していったようです。
そんなノーブルなイメージのお花ですから、ちょっと高級な雰囲気のお店などに、開店祝いのお花として贈るにはぴったりですね☆また、お茶や生け花などのちょっと背伸びをしたお稽古ごとの先生や、いつもお世話になっている上品なイメージの女性などにプレゼントして尊敬の気持ちを表してみるのもいいかもしれません。
胡蝶蘭は〈愛と美〉の象徴
胡蝶蘭の正式な学名としての〈ファレノプシス・アフロディーテ〉は、愛と美の女神アフロディーテからきています。
昔ヴィクトリア時代の英国では、蘭はあまりお目にかかれないような美しい女性に例えられていたそうですよ。
また、蘭は左右対称の美しい花を咲かせることから、「完全なる美」をあらわすとも言われています。素朴でやさしい野の花というよりは、どちらかというとちょっと手の届かない完璧な女性のような、そんなイメージのお花なのですね☆
白の胡蝶蘭は〈清純〉
白い胡蝶蘭にはまた、「清純」という意味もあります。そのため、花嫁さんの白無垢などのイメージと結び付けられることが多く、結婚のお祝いのお花としても広く浸透しています。
さらに胡蝶蘭は、これまでに述べた花言葉のとおり「幸福が飛来し、それが安定して長く続くように」という願いをあらわしますから、新婚の夫婦に贈るのにはぴったりのお花なのです。
真っ白な胡蝶蘭に、暖かい家庭を築けますようにというお祝いのメッセージカードを添えれば、きっと縁起が良く喜ばれる素敵なプレゼントになりますよ☆
このように胡蝶蘭は、ポジティブな花言葉をたくさん持っているので、縁起を大切にする日本においてお祝いの贈り物として定着していったのでしょう。
それに加え、大切な節目にはちょっと高級なものを・・・と考える文化も、上品なイメージの胡蝶蘭が好まれる理由なのでしょう。
花言葉に負けず、また1年頑張って皆様に喜んで頂ける、お店にしていきます!